2019年1月7日に仮オープンしたDX仮想通貨取引所(DX.Exchange)ですが、いよいよ本格オープンが迫ってきています。

また、これに伴いDX仮想通貨取引所(DX.Exchange)の取引所トークンであるDXCASH(DXトークン)も本格売買が可能になります。

今までは「売り圧力の強さ」から大暴落が懸念されていましたが、状況が変わってきましたので、それに関してもお伝えしていきます。

DX仮想通貨取引所(DX.Exchange)の本格オープン迫る

DX仮想通貨取引所(DX.Exchange)は1月7日に既にオープンしていますが、「ソフトローンチ」という形でいわば『仮オープン』といえる状態でした。

ですが、正式オープンに向けて着々と準備は進めており、4月中には本格オープンになるのではないかと見られています。

遅くとも5月中には正式オープンとなるでしょう。

DXCASH(DXトークン)の本格売買も開始へ

DX仮想通貨取引所(DX.Exchange)にあわせてDXCASH(DXトークン)の売買もスタートしていますが、こちらも『仮の売買』という扱いです。

上場直後からICO価格(1.5ドル)をやや上回る価格~2ドル台で推移していますが、あくまでも『参考価格』です。

ICO購入組は売却できず、トークンも配布されていませんでした。

しかし、こちらもDX仮想通貨取引所(DX.Exchange)同様、4月~5月には本格売買が可能になると見られています。

つまり、ICO組の売却も遂に可能になるわけで、『大暴落』も危惧されていました。

その理由は下記の2点です。

DXCASH(DXトークン)の2つの大きな不安要素

事前の期待値は高かったDX仮想通貨取引所(DX.Exchange)の取引所トークンであるDXCASH(DXトークン)ですが、この3ヶ月で2つの大きな問題が指摘されるようになってきました。

DX仮想通貨取引所(DX.Exchange)の出来高が異常に少ない

DX仮想通貨取引所(DX.Exchange)はナスダックのシステムを使っていることや2019年1月7日のオープン前後からメディアにも登場回数が増えたこと、レアル・マドリード(スペインの強豪サッカークラブ)の試合に広告を出すなど利用者の増加を狙っていたDX仮想通貨取引所(DX.Exchange)ですが、出来高の異常に少ない状態が続いていました。

そしてこれは現在でも続いており、DXCASH(DXトークン)の価格にも悪影響を及ぼすと考えられていました。

DXCASH(DXトークン)を保有するメリットが少ない

更に、DXCASH(DXトークン)を保有していても「手数料」以外にはメリットが少なく、仮に出来高が急激に増えた場合でもDXCASH(DXトークン)の価格が上がるかは微妙な状態といえました。

ICO販売時は「取引所の利益がトークンに上乗せされる=DXCASH(DXトークン)の価格は右肩上がりに上昇する」と言われていましたが、公式側はこの事実を肯定しておらず、逆に「買い支えはしない」と公言していることもあり、DXCASH(DXトークン)の価格上昇という意味では大きな懸念材料となっていました。

DX仮想通貨取引所(DX.Exchange)がSTO(セキュリティトークンオファリング)の取り扱いを開始

こうした状況の中、DX仮想通貨取引所(DX.Exchange)は3月16日にSTO(セキュリティトークンオファリング)の取り扱いを開始することを発表しました。

これを受けてDXCASH(DXトークン)価格も急騰、3ドル台(ICO価格の約2倍)となり、現在まで維持しています。

ただし、ICO購入組の売却が開始した場合、DXCASH(DXトークン)が暴落する可能性は依然として高いままでした。

DX仮想通貨取引所(DX.Exchange)がDXCASH(DXトークン)の売買をICO価格以上に限定

ですが、本日4月1日、DXCASH(DXトークン)はICO価格(1.5ドル)以上でしか売買が出来なくなりました(上記の画像参照)。

※実際にはICO価格より少し上の1.63ドル

1.63ドルより下の価格で売却、もしくは購入しようとすると「それ以下ではできません 163.USD」と表示されるようになり、実質的にICO価格以下での売買が不可能となりました。

これはドル以外の通貨・コインで売買しようとした場合でも同じで、例えばイーサリアムでも以下のように表示されています。

やはり、ICO価格以下では売買できず、ICO価格以上での売買のみ可能になっています。

これらはICO購入組が売却可能になった後、暴落を防ぐための対策と思われます。

まだ運営側からの公式発表がないため、正式決定ではありませんが、この状態が続いた場合にはDXCASH(DXトークン)のICO割れはなくなります

ただ、この機能が搭載されたからといってもまだ100%安心はできません。

DXCASH(DXトークン)の売却がしばらく出来ない可能性も

現状ではDXCASH(DXトークン)はICO価格(1.5ドル)以下での売買が出来ませんが、買い手がいなければ売れませんので、長期的に売却が出来ない可能性も出てきます。

特に上場直後(今回はICO組が売却可能になった直後)は売り圧力が強いため、初期の頃は売りにくい状況が続くはずです。

ただし、「1DXCASH=1.5ドル以下では売買できない」という状態が浸透し、「1.5ドル以下にはならない」という安心感が生まれてくれば、徐々に買いが入ってくると思われます。

この場合には1.5ドル付近の大量の売り注文も徐々に少なくなっていき、どこかのタイミングで上昇に転じる可能性も出てきます。

特にDX仮想通貨取引所(DX.Exchange)は突然、予想を超えたサプライズ的な発表をすることが多いため、そういったことがあった場合にはDXCASHの価格も緩やかに上昇する可能性が高まってきます。

ですので、最安値となった1.5ドル付近では売却せずに、中長期で保有して数倍以上を目指すのも十分にアリだといえるでしょう。

※4月1日に新搭載された「ICO価格以下では売買できない」という機能が続くことを前提に本記事を書いていますので、この機能が終了した場合には大きく下落する可能性もあります。その点はご了承ください。