米国証券取引委員会(SEC)は、Cboeが昨年6月に申請したVanEck版ビットコインETFが申請を取り上げたと発表しました。
ビットコインETFの中では最有力と言われたVanEck版ビットコインETFですが、当サイト既報の通り非承認がほぼ確実となっていたため承認を取り下げたと思われます。
なお、今回のビットコインETFの取り下げによる下落は限定的で、非承認が織り込み済だったことから影響も少なかったものと見られます。
ビットコインETF相場の終焉!今後のビットコイン価格はどうなる?
これまでの半年間はビットコインETFの承認・非承認に大きく左右された相場でしたが、今回のETF取り下げに伴いビットコインETF相場は終了したといえるでしょう。
新規に申請したビットコインETFもありますが非承認が確実なことから既に織り込み済みとなっているため、これらが非承認となった際にも大きな下落は起こらないと考えられます。
VanEckはビットコインETFの再申請を行う予定のようですが、再申請した場合でもその時点から承認可否までに新たに240日間の猶予が発生することから、当面はビットコイン価格に影響がないといえるでしょう。
今後のビットコイン価格については、ビットコイン非承認に伴う2月末~3月初旬の大暴落の可能性がなくなり、当面は40万円前後のレンジ相場が継続すると考えられます。
その後は分かりませんが、未だに2018年12月の安値を一度も割らないことから今後は緩やかに上昇していく可能性も出てきました。
急騰する可能性は低いですが、更に大暴落する可能性も低くなったことから今の価格帯は『買い』と言えるのかもしれません。
ただ、今年中の大幅上昇は基本的には難しいでしょうから、本格的な上昇は2020年以降と考えています。