速報でお伝えした通り、VanEck社のビットコインETFの承認可否が最終期限である2019年2月27日までに延期されました。

今年夏頃からビットコインETF承認の可否を睨んだが相場が続いていましたが、来年2月27日までに承認される可能性はどれぐらいなのでしょうか。

ビットコインETFの承認に慎重なSEC

ビットコインETFは米国証券取引委員会(SEC)が承認可否を決めますが、そのSECの委員長を務めるJay Clayton氏がビットコインETFの承認に慎重な姿勢を見せています。

Jay Clayton氏はビットコインETF承認に必要なものとして『市場操作のリスク』『ビットコインETFの担保となる資産の安全・管理』を挙げています。

また、仮想通貨・ビットコインの価格の不安定さも不安材料としていますが、この発言の時よりもBTC価格は更に暴落しており、ETF承認に暗雲が漂っています。

クリプトママもビットコインETF承認に悲観的

クリプトママの愛称で知られ、ビットコインETF承認に積極的な米国証券取引委員会(SEC)のコミッショナー・Hester Peirce氏もビットコインETFについて「諸運されるのは明日か10年後か分からない。あまり期待しない方がいい」とビットコインETFに悲観的なコメントを述べています。

VanEck社はSECに反論

こういったSEC側の反応についてVanEck社の幹部は「SECはなぜビットコインに対して他の金融商品より高い基準を適用するのか理解に苦しむ。現状ではBTC市場の方が商品先物市場や債券市場よりも透明性が高い」と反論をしています。

また、SECが懸念している価格操作についても「アメリカ以外での取引は解決できない問題。なぜそんなに大きな問題なのか、理解できない」と話しています。

結論:VanEck社のビットコインETFが来年2月に承認される可能性は低い

SEC側がビットコインETF承認に対して慎重な姿勢を崩していないことや、ETF承認に積極的だったコミッショナーも半ば諦めていること、VanEck社の幹部がSECが要求している改善点の一部について「解決できない問題」と話していることなどから、現状では2019年2月27日までにビットコインETFが承認される可能性は低いと言わざる得ないでしょう。

来年2月まではまだ多少時間があるため望みは残っていますが、約2ヶ月半でSEC側が指摘している問題の解決は難しく、ビットコインETFは非承認が濃厚と考えられます。

ビットコインETFが承認されれば相場の転換点となる可能性が高いため、関係者からETF承認が切望されていますが、現在の状況では極めて厳しいと言わざるを得ません。

ETF承認の可能性はかなり低いため、ETF非承認を前提として「承認されればラッキー」程度に考えておいた方が良さそうです。

卵が先か鶏が先か?奇跡の逆転承認の可能性も?

ただ、そもそもの問題としてビットコインETFが承認されなければ機関投資家が本格参入せず、機関投資家が本格参入しなければSECが指摘している『市場操作のリスク』が解決されないという事実もあります。

卵が先か?鶏が先か?ということですね。

また、SECが懸念している『仮想通貨・ビットコイン価格の不安定さ』もビットコインETFの度重なる延期が助長している点が否めません。

更に、相場が大暴落しているこの状況でVanEck版ビットコインETFが非承認となった場合、SECの決定がビットコインや仮想通貨に対してトドメの一撃となる可能性も高いです。

どのみち非承認にするのであれば8月、9月、12月のどこかで非承認にしていれば相場の下落も限定的でしたが、暴落相場の中で可否判断を3回も延期して2019年2月まで結論を引き延ばした挙句の非承認では仮想通貨相場の更なる大暴落は避けられず、SECに対して「SEC自身が相場を不安定にしている、相場操縦している」といった批判が殺到する可能性も高そうです。

このため、そういった状況を懸念して奇跡の承認となる可能性もゼロではないと言えそうです。

現状ではETF非承認が濃厚と考えざるを得ませんし、実際にそう考えている暗号通貨関係者が多いと思われます。

ですが、実際に非承認となった際のダメージが大きすぎることと、ここ数か月はSEC自身がビットコインの価格を不安定にしている側面が強いため、ETF承認の可能性もゼロではないと言えます。

上記を全て考慮すると、当サイトでは非承認の可能性が70%、承認の可能性が30%と考えています。

今後の状況によっては数字が大きく変わる可能性もありますが、このぐらいが現状では妥当な数字と判断しています。