Orchid(オーキッド/OCT)というICOが5月20日から販売開始され、現在もまだ『未着金分』として販売されているようです。
今回は一部で話題になっているらしいこのオーキッドについて調べてみました。
※正確にはプライベートセールとのことですが、当サイトでは分かりやすくするためにICOで統一しています。
OrchidはICO割れ濃厚?その理由とは
オーキッドですが、当サイトでは1/10以下の大幅なICO割れになると予想しています。
その理由については以下の通りです。
- 発行枚数が多すぎる
- 資金調達額が多すぎる
- 販売価格が高すぎる
オーキッドは発行枚数が多すぎる
オーキッドの発行上限枚数は10億枚ですが、このレベルのICOにしては多すぎです。
枚数は少なければ少ないほど価値が高まり、多ければ多いほど価値が上がります。
資金調達額が多すぎる
オーキッドは既に600億円以上の資金調達に成功している、という話を聞きましたが、明らかに多すぎます。
仮に100億円でも多すぎですし、60億円でも多すぎです。
資金調達が多すぎると上場後に欲しい人がほとんどいなくなりますので、明らかに供給過剰です。
このレベルのICOですと10億円以下が望ましいです。
販売価格が高すぎる
そして最後に販売価格です。
オーキッドは1OCT=3.6USD(約396円)ですが、この価格はDXよりも高く、SWEやテレグラムと同レベルです。
どう考えても高すぎですし、初期価格は0.03USD~0.2USDとのことですので、現在は最安値の100倍以上の異常な価格となっています。
これがオーキッドが上場後に悲惨なICO割れをするしかない決定的な理由です。
※スピンドルのICO価格が去年12月と今年1月では10~20倍ぐらいになりましたが、結果がどうなったのかはご存知の通りです。
オーキッドには上場後に売り圧力しかない
以上のことから、オーキッドの上場後には売り圧力しかありません。
買いたい人がほとんど存在せず、売りたい人だけが存在するということですね。
この状況、5月によくありましたよね?
ウィズコイン、スピンドル、パトロン、その他。
このようなプロモーション系ICOはプロモーションが上手いために、一度動画を見てしまうと買ってしまう人が多いようですが、買う前にもう一度冷静になってみることが必要です。
現実を見れば、5月に立て続けに起こった悲惨なICOと同じ結末になることが容易に想像できますので。
オーキッドをどうしても購入したい場合には
なお、オーキッドをどうしても購入したい場合には、上場後に購入するといいでしょう。
ICO割れはほぼ確実ですし、ICO価格の1/10、もしくはそれ以下で買えますので、そこが買い場になります。
個人的にはICO価格の1/10でも1/100でも全く興味はありませんが、『上場後に投機目的』で買うのであればアリかもしれません。