今日から7月ですが、今月のビットコイン・仮想通貨(暗号通貨)市場はどうなるのでしょうか。

今回は7月の相場について考えてみます。

レンジ相場の場合

現在(7月1日)のBTC価格が70万円前後ですので、60万円~80万円ぐらいでの推移の場合にはレンジ相場と言えるでしょう。

70万円、75万円、80万円になると売られ、64~65万円では買われるという状況が続いていますので、今月もこの辺りのレンジで推移する可能性が高いと言えます。

63万円以下になった場合には年初来安値更新ですが、そこで一気に下げずに狭いレンジでの攻防になる可能性は高いです。

この場合、アルトコインも軟調に推移し、年初来安値を更新する銘柄も多くなるはずです。

ICOも大半がICO割れ、それも大幅なICO割れとなるはずです。

また、上場延期も増えるでしょう。

この場合、資金はFTなど配当型取引所トークンに流れ、FTなどは上昇が予想されます。

下落相場の場合

強力なサポートラインである64万円を割り込み、更に60万円も一気に割り込んだ場合には下落相場と言えるでしょう。

この場合、当面は50万円付近までの下落が考えられます。

50万円はマイニングの総益分岐点と言われており、50万円付近ではマイニング勢の分厚い買いが入るはずです。

ただし、その50万円を割り込んでしまった場合、一気に30~40万円まで下がる可能性があり、注意が必要です。

下落相場で悪材料が出た場合、レンジ相場で大きな悪材料が出た場合にはこのような大暴落が十分に考えらます。

この場合にはアルトコインは壊滅、現在の価格の20~30%、場合によってはそれ以下になる可能性もあります。

当然のことながらICOはアルトコイン以上の打撃を受け、ほとんどのICOがICO価格の数%~10%程度になるはずです。

ただし、大暴落の場合には上場自体を延期する銘柄も多くなるでしょう。

資金の多くがFTなど配当型取引所トークンに流れ、FTなどは大幅上昇が予想されます。

なお、BTCが50万円を割るレベルの大暴落となった場合にはそれが底値になり、一気に上昇トレンドに転換する可能性も出てきます。

上昇相場の場合

G20が終わるまで上昇相場になる可能性は低いですが、G20の後は可能性としては考えられます。

BTCが80万円を一気に突破し、90万円~100万円を伺う場合には一応は『上昇相場』といえるかもしれません。

ただ、『上がれば売られる』のが今の相場ですので、かなり難しいとは言えるでしょう。

5月初旬には100万円強となりましたが、そこからダラダラと下げ続けていますので、100万円というよりも110万円以上にならないと本当の意味での『上昇相場』とはいえないかもしれません。

上昇相場になった場合、アルトコインはビットコイン以上に上昇しますので、現在の価格から3倍~5倍になる銘柄もそれなりに出てくるはずです。

ICOも5~6月よりはマシになり、ICO割れしない銘柄もいくつか出てくると思われます。

優良ICOの場合には数倍になる銘柄も出てくるでしょう。

FTを中心とした配当型取引所トークンから、BTCやアルトコインに資金が流れるため、FTなどは下落が予想されます。

どのような相場になっても冷静に対応することが重要

以上、3つのパターンを見てきましたが、重要なのはどのような相場になっても冷静に対応することです。

現状では安値圏でのレンジ相場か下落相場の可能性が高そうですが、上がる時は一気に上がるのが仮想通貨です。

ですので、今回の記事を参考にして「こうなった場合にはこうする」といった自分なりのルールを決めておくことが重要です。

万が一、大暴落が起こった場合でも冷静に対応することが大切です。

焦って狼狽売りなどをしてしまっては仕掛ける側の思う壺になります。

今年中に上がるかどうかは別にして、基本的に『優良銘柄は中長期では上がる』のは間違いありませんので、その点を踏まえて冷静に行動することが最も重要となります。

なお、今年下半期の具体的な戦い方・戦略については下記の記事に纏めています。

2018年下半期(7月~12月)に仮想通貨で稼ぐ戦略とは?