Fcoin ExchangeのFCoin Token(FT)の配当が激減しています。
FCoin Token(FT)に一体何があったのでしょうか?
そして、今後の復活はあるのでしょうか?
FCoin Token(FT)の取引の大半だったbotが撤退したため出来高が極端に減少
大前提として、FCoin Token(FT)の配当はFcoin Exchange取引所の利益(=取引手数料)から出ています。
ですが、この取引手数料が6月29日~30日に急激に減ってしまったため、結果として投資家への配当も急激に減ってしまいました。
もう少し詳しく説明します。
FCoin Token(FT)の取引高の大半はbot(自動売買プログラム)でしたが、6月29日に一斉にbotが撤退しました。
このため、6月29日~30日には出来高が極端に減少し、出来高に比例しているFcoin Exchange取引所の利益も激減、必然的に配当も急激に減少しました。
上記の画像を見ると、6月29日に出来高が激減しているのが分かります。
上記はFT/ETHですが、どの通貨ペアでも全く同じ状態になっています。
その後も出来高は増えず、極端に取引が少ない状態が続いています。
botはなぜFCoin Token(FT)から撤退した?
Fcoin Exchange取引所はbotが取引高の大半を占めていましたが、なぜbotがFcoin Exchangeから撤退してしまったのでしょうか?
これはFcoin Exchangeの紹介者報酬制度が6月29日でなくなってしまったためです。
簡単にいえば、それまでは『自分が紹介者』として2つのアカウントを作り、botを使って同じ価格で反対売買を延々と繰り返してるだけで、莫大な紹介者報酬が受け取れました。
※実際にはもっと複雑ですが、要点のみを簡潔にお伝えしています。
ですが、Fcoin Exchange側が6月29日をもってこの紹介者報酬制度を突然終了したため、bot取引では手数料分の損失が発生することになり、bot勢一斉に撤退したというわけです。
Fcoin Exchangeはなぜ紹介者報酬制度を終了した?
Fcoin Exchangeの取引でbotの利用が多いことは当然、Fcoin Exchange側も把握していたはずです。
ですので、紹介者報酬制度をやめればbot取引がなくなるために出来高が減り、配当も激減することはFcoin Exchange側も分かっていたはずです。
では、どうしてFcoin Exchangeはbot取引終了に繋がる紹介者報酬制度を終了したのでしょうか?
正式な発表はありませんが、紹介者報酬制度をやめる1週間ぐらい前から頻繁にサーバーメンテナンスを繰り返していたことから、サーバー負荷に耐えられなくなったと思われます。
紹介者報酬制度を続けている時のFcoin Exchangeは取引高でダントツの世界NO1取引所になっていたため、仮想通貨取引所では世界一のサーバーを持っていたと思われます。
ですが、紹介者報酬制度を続けている限りbot取引は増え続け、サーバーを常に強化していかなければシステムがどこかで破綻することは容易に想像が付きます。
そのため、永続的なサーバー強化は不可能と判断し、bot取引の終了に繋がる『紹介者報酬制度の打ち切り』を決断したと考えられます。
FCoin Token(FT)の価格は暴落する?
FCoin Token(FT)の価格は配当が事実上の担保になっているため、配当が極端に減少した今ではいつ暴落してもおかしくはありません。
実際、配当が激減してからは価格も下落しています。
ただ、今のところは暴落とまでは行かずに、下げ止まっている感もあります。
「配当が復活すると思っている」から下げ止まっているのかは分かりませんが、今後も配当が極端に少ない状態が続きますので、暴落には注意が必要となります。
Fcoin Exchangeの出来高は復活する?
Fcoin Exchangeの出来高が復活した場合には、取引手数料が増え、FCoin Token(FT)の配当も元通り!ということになります。
ただ、現状では紹介者報酬制度の早期の復活は考えにくく、必然的にbotによる出来高アップも期待できないことになります。
Fcoin Exchangeは「手数料80%還元⇒100%還元にアップ」「上場コインの投票制度」「FIのICO⇒上場後に30倍に上昇」など色々と手を打っており、マーケティングが上手いFcoin Exchangeは今後も色々なアイデアを出してくるとは思いますが、『紹介者報酬制度復活によるbot勢の復活』がなければ短期間での出来高上昇は難しいと思われます。
サーバーを強化して紹介者報酬制度を復活させて来る可能性もなくはありませんが、結局はサーバー問題はイタチごっこになるため、継続的に続けることは難しいと予想しています。
特に、Fcoin Exchangeの主な利用者は世界一の人口を持つ中国ですので、『膨大な中国の人口に対応できるサーバーにアップグレードし続ける』のはいくらFcoinでもさすがに困難だと思われます。
ですので結論としては、Fcoin Exchangeの出来高復活もFCoin Token(FT)配当復活も短期的にはかなり難しいと考えています。
Fcoin Exchangeの出来高には注目
現状ではFcoin Exchangeの出来高復活もFCoin Token(FT)配当復活も短期的にはかなり難しいと考えていますが、Fcoin Exchange側が起死回生の一手を出してくる可能性もありますし、私もそれを期待しています。
ですので、Fcoin Exchangeの出来高は毎日チェックしておいた方がいいです。
どの通貨ペアでも大丈夫ですが基本的にはFT/USDT、FT/ETH、FT/BTCのどれか(FT絡み)をチェックしておくといいでしょう。
チャートは日足をチェックしておけば大丈夫ですが、4時間足や1時間足でも出来高の急激な上昇が分かります。
一方で、1分足など短い足では『全盛期と比べてどれだけ戻ったか?」が分かりませんので、短い足は参考にしない方がいいでしょう。
原則はあくまでも日足など『長い足』です。
追記:7月6日からFCOINの出来高が復活しています。
Fcoin&FT以外の配当型取引所トークンに投資した方がいい?
FCoin Token(FT)の配当が激減したことで、他の配当型取引所トークンに目が移るかと思いますが、かなり微妙だと考えています。
短期的な投機としては面白いとは思いますが、どの配当型取引所トークンも長くは続かないと予想しています。
「サーバーが貧弱」「マーケティングが下手」「所詮はFCoinの猿真似」「取引所が信用できない」などマイナス要素はいくらでも出てきますが、最終的にはFCoinが直面した『サーバー負荷問題』に行き当たります。
仮想通貨取引所では世界NO1のサーバーを持つと思われるFCoinですら克服できなかった問題ですので、他の二番煎じの取引所では解決するのはまず不可能だと言えるでしょう。
Fcoin Exchange以外の配当型取引所トークンのサーバーは只でさえ貧弱ですので、大量のbot取引にはとても対応できないはずです。
ですので、配当型取引所トークンは基本的にはFCoin Token(FT)のみ、それ以外は考えない!という考え方のほうがいいでしょう。
そのFCoin Token(FT)が現状では厳しい状況ですので、結論としてはFCoin Token(FT)の復活待ちというスタンスでいいかと思います。
DX(DX.Exchange/旧CX/旧Coins.Exchange)に資金が流れる?
配当型取引所トークンの代表であるFCoin Token(FT)が苦戦しているため、早くも配当型取引所トークンの勢いがかなり弱まっているともいえます。
そこで、配当型取引所トークンの代わりとして資金が流れそうなのが、7月下旬~8月頃に上場予定のDX(DX.Exchange/旧CX/旧Coins.Exchange)です。
元々期待が大きかったDXですが、ICO時には配当型取引所トークンが存在しなかったため、FTの躍進でやや影が薄くなりつつあったのも事実でしょう。
ただ、FTの配当が極端に少なくなった今では、『権利収入』タイプという同じ特徴を持つDXに、FTなど配当型取引所トークンから資金が流れる可能性も高いでしょう。
FTとDXの違いとは?
Fcoin Exchangeは取引所の利益(=手数料収入)がFT保有者に配当されますが、DX.Exchangeは取引所の利益(=手数料収入)が『DXトークンの価格に反映』されます。
つまり、DX.Exchange取引所の利益で運営側がDXトークンを買っていくわけです。
そのため、DX.Exchangeの手数料(=取引高)が増えれば増えるほど価格が上がっていくという仕組みになっています。
FTはFTの枚数がドンドン増えていきますが、DXの場合にはDXトークンの価格がドンドン上がっていくというわけですね。
FTの配当を体験した人はFTのようなトークンを求めるはずですので、DXに流れていく可能性は高そうです。
DXは基本的には右肩上がりで価格が上昇していく
このDXですが、基本的には右肩上がりで価格が上昇していくはずです。
仮に上場時にICO割れが起こっても、どこかで暴落が起こっても取引所の利益で強力な買い支えが入りますので、短時間で元の価格まで戻っていく可能性が高いです。
また、暴落や暴騰の際には出来高が多くなりやすいため、DXが一時的に暴落した場合でも短時間で復活するはずです。
BTCなど仮想通貨(暗号通貨)全体の暴落の際にも出来高が急激に増えるため、その時には取引所の利益も大幅に増えることになり、必然的にDXが暴騰することになります。
DXは『売りたくないトークン』
FTもそうですが、権利収入型のトークンは『持っているだけで資産が増える』ため、ずっと保有していたい心理が強く働きます。
DXは昨日よりも今日、今日よりも明日、明日よりも1週間後、1週間後よりも1ヶ月、1ヶ月よりも1年後といったように後になればなるほど価格が上がる可能性が高いため、DXホルダーとしては「DXを売りたくない」という感覚が強くなるはずです。
そのため、上場時はICO購入者の利益確定売りがあるかもしれませんが、その後は売り圧力が極端に少なくなることが予想されるため、価格が上昇しやすい仕組みとなっています。
当然、DX取引所の利益(=手数料収入=取引高)で取引所側がDXトークンを買い支えていきますので、ダブルで価格が上がりやすいシステムといえます。
いつ買ってもいいですし、いつ売っても利益になる可能性が高いため、FTなど配当型取引所トークン以上に凄まじい仕組みと言えるかもしれません。
DXの価格は中長期的には更に上昇していく
DXトークンの価格はDX取引所の利益が大きくなればなるほど上がりますので、DX取引所が大きくなればなるほどDXトークンの価格も上昇します。
DX取引所のオープン時点からかなり大規模な取引所になるはずですが、ナスダック&グーグルと提携しているDXはその後も更に大きくなることが予想されます。
仮想通貨(暗号通貨)で世界最大の取引所になる可能性が高いですし、悪くても世界トップクラスにはなるはずです。
そのため、DXトークンの価格も必然的に上昇していくことが予想されます。
また、現在はビットコイン(BTC)を中心とした仮想通貨市場全体が冷え込んでいますが、今年後半・来年・再来年と仮想通貨市場は急速に拡大していきますので、世界最大規模の取引所になるはずのDX.Exchangeはその恩恵を最大限に受ける取引所の一つと言えます。
当然、DX.Exchangeの取引高も増えていきますので、DXの価格も右肩上がりで上昇していくということになるはずです。
FTを経験してからDXについて改めて考察してみましたが、より凄さを実感できますね。
やはり権利収入タイプのトークンの威力は凄まじいです。
ジャスミー、プラグ、セントラリティはブロックチェーン技術トークンの王様ですが、このDXやSWEは権利収入トークンの王様といえるでしょう。
DXはもしかしたらICO割れの可能性もあるかもしれませんが、上場時の価格に関わらず『短期でも中長期でも大きな利益が上げられる』極めて手堅いトークンと言えます。
※DXは7月下旬~8月に上場予定です。