5月22日にTokenX(シンガポール)という取引所に上場し、一時46.7倍にも暴騰したTokenChatPay(トークンチャットペイ/TOC)が26日、価格が突然急落しました。
上場後数日は基本的に1TOC=約80~120円(ICO時の5倍~7.5倍)で推移していましたが、26日になって1TOC=約13円~19.5円とICO価格前後(約16円)にまで下がりました。
暗号通貨市場全体が暴落しているとはいえ、TokenChatPayに一体何が起こったのでしょうか?
TokenChatPayの急落は実は一般ユーザーが売り始めただけ
TokenChatPayが上場しているTokenXという取引所はTokenChatPayが自社で運営している取引所なのですが、ここ数日は運営側のみテストで取引を行っているような感じでした。
そして、KYCが完了しないと送金すらできない取引所のため、25日までは一般ユーザーが市場に入っていない状態でした。
ですが、26日になって一般ユーザーのKYCが完了して取引を開始したため、TOCを保有している一般ユーザーが売りに走りました。
結果として、価格が急落したというわけです。
要は、25日までは運営側が価格をある程度操作してましたが、26日から市場での取引が本格的に始まった、というだけのことです。
イーサリアムベースではまだ利益!価格急落も踏み止まる
価格の急落に伴い、イーサリアムの価格がかなり下がっていることもあり、円ベースではICO前後の価格となっていますが、イーサリアムベースではまだ数十%程度の利益を出しています。
こういった場合には一気にICO割れすることも多いのですが、かなり頑張っているといえるのではないでしょうか。
トークンチャットペイの運営側が買い支えていると思われますが、それを含めても予想以上に健闘している印象です。
かなりマイナーなトークンですが、この地合いで未だに利益を出しているTokenChatPayの値動きには今後も注目していきたいところです。