仮想通貨NAGEZENI(ナゲゼニ/NZE)が11月12日にCoinsuper(コインスーパー)に上場したものの、ICO割れとなりました。

今回はこのNAGEZENI(NZE)について見ていきます。

NAGEZENI(ナゲゼニ/NZE)のICO価格と上場後の価格とは?

NAGEZENI(NZE)のICO価格ですが、ICOでは主に4つの価格で販売されています。

  • 10円
  • 15円
  • 18円
  • おまけ(他のプロジェクトの特典扱い)※2018年はこの形式のようです。

そして、上場直後の価格は1円前後、12日の夜は0.7円~0.9円程度、13日になってからはジワジワと右肩下がりで現在(14日0時)は035円~0.45円程度で推移しています。

これだけ見るとICO価格の2%~3%に見えますが、実は少し違うようです。

NAGEZENI(ナゲゼニ/NZE)は価格に応じて6倍~10倍のトークンを付与

今回のNAGEZENI(NZE)は早期に購入した人が優遇されており、購入時の金額(購入時時期)に応じて受け取るトークンが6倍~10倍となっています。

このため、10円で購入した人(最速購入者)には10倍、18円で購入した人には6倍のトークンが付与されています。

上記を考慮すると、ICO価格は10円で購入した人が10倍で実質1円、18円で購入した人が6倍で実質3円ということになります。

※おまけ(特典)で受け取る人はトークンがそのまま(1倍)で配布されます。また、配布時期も2019年1月以降になるようです。

NAGEZENI(ナゲゼニ/NZE)はやはり大幅ICO割れ?

ナゲゼニを10円で購入した人は10倍の配布で実質1円での購入となり、上場直後はほぼICO価格となっています。

ただし、その後はジリジリと下がっていますので、既に資産は35%~55%程度に減っています。

また、18円で購入した人は6倍で実質3円ですので、0.35円~0.45円ではICO価格の1/10に近い金額となりますので、大幅ICO割れと言えるでしょう。

NAGEZENI(ナゲゼニ/NZE)は予想よりも下落幅が小さい?

とはいえ、当初は更に酷いICO割れも予想されましたので、『予想よりはマシ』と言えるかもしれません。

理由としては『トークンを10回に分割して配布』が挙げられるでしょう。

トークンが10回に分割されて配布されるため、極端な売りにはなりにくく、今のところは『予想よりはマシな価格』になっていると言えるのかもしれません。

ただ、逆に言えば1回で売り抜けることはできず、10回に分割されてしまいますので、このまま価格が下落していけば結局は資産の大半を失うことになります。

NAGEZENI(ナゲゼニ/NZE)ではなく主要コインを購入していた場合・・・

なお、NAGEZENI(NZE)は2015年からICOの販売が開始されたようですが、その時にNAGEZENI(NZE)ではなくビットコインやリップル、イーサリアムなどを購入していれば今頃は富裕層になっていたはずです。

そう考えると、3年かかってのICO割れですので、購入者の落胆は大きいと言えるでしょう。

NAGEZENI(ナゲゼニ/NZE)は返金できる?

ただ、このNAGEZENI(NZE)を直接購入している人の場合には、2018年12月末までであれば返金が出来るとのことです。

おまけ(特典)で受け取る人の場合には返金できませんが10円、15円、18円など(特典・おまけではなく)直接ナゲゼニを購入している場合には上場後の現在でも返金が可能だそうです。

既に大幅に下落しているNAGEZENI(NZE)ですので、このまま下落し続けるようであれば、返金というのは現実的な選択肢と言えるでしょう。

※返金方法や返金条件などの詳細については販売者まで直接お問い合わせください。