ICOには厳しい状況が続いていますが、まだ上場していないICOはこれからどうなるのでしょうか?

ビットコインETFが可決された場合と2019年2月に判断が延長された場合についてみていきます。

ビットコインETFが可決された場合のICO

9月中にビットコインETFが可決された場合、仮想通貨(暗号通貨)市場全体が上昇トレンドに転換すると思われますので、ICOも大きな恩恵を受けて全体的にはICO割れは少なくなるです。

優良なICOであれば、もしかしたら5倍~10倍になる銘柄も出てくるかもしれません。

ただ、それはまともなICOに限られますので、プロモーションで売られていた詐欺的なICOなどは今まで通り大幅ICO割れすることになるはずです。

ビットコインETFが2019年2月に延長された場合のICO

逆にビットコインETFが9月中に可決されず、2019年2月まで延長された場合には仮想通貨市場全体が更なる下落トレンドに入るはずですので、ICOも極めて厳しい状況となります。

一部の銘柄を除いてほぼ全てがICOとなり、まともなICOであってもICO価格の数%~10%といった悲惨なICOも多く出てくるはずです。

優良なICOは更に上場延期か?

ただ、現在までに上場していないICOは元々5~6月頃に上場する予定だったものの、地合いが悪いために延期しているICOが多いです。

このため、ビットコインETFが2019年2月まで延長された場合には上場自体をそこまで遅らせて、地合いが回復してから上場する銘柄が多いと思われます。

ですので、実際には優良ICOは地合いが悪い時期には上場せず、地合いが回復してから満を持して上場して数倍以上を目指すことになる銘柄が多くなると予想しています。

地合いが悪い時に上場して自滅した多くのICOと違って、ここまで上場せずに粘っているICOは優良な銘柄が多いため、ビットコインETFの可決を待って上場したICOはICO割れの可能性がかなり低くなると思われます。

購入したICOが上場せずに「早く上場してほしい」と思っている人が多いと思いますが、この状況で上場した場合にはICO価格の数%~10%程度になってしまう可能性が高いため、私たち購入者側も焦らずにじっくりと待つことが重要となります。