米国証券取引委員会(SEC)がCboeにより1月下旬に再申請されたVanEck版ビットコインETFの再審査を開始しました。

VanEck社は1月24日にビットコインETFの申請を取り下げたものの、アメリカの政府閉鎖が解除されたため、ビットコインETFを再申請しています。

ビットコインETFは承認される?

取り下げ前のVanEck版ビットコインETFは2月27日が可否判断の最終期限だったため、再申請前のビットコインETFは非承認が確実視されていました。

ただ、再申請により可否判断の期限がリセットされたため、240日間の猶予が出来たことになります。

現状ではやはり非承認が濃厚と思われますが、約8ヶ月もあれば仮想通貨やビットコインETFを取り巻く環境が大きく変わる可能性もあるため、承認される可能性もゼロではないといえるでしょう。

一部では『承認される』『明日にでも承認されてもおかしくない』という見方も出てきていますので、以前よりは承認の可能性が上がっているといえるでしょう。

ただ、基本的にはSECはすぐに結論は出さずに、240日間をフルに使って最終結論を出すと思われます。

それまでにSECが懸念する『市場操作のリスク』『ビットコインETFの担保となる資産の安全・管理』といった問題が解消された場合には承認される可能性も出てくるといえます。

どちらにしても、最終結論は期限ギリギリの9月中になると思われますので、直近ではビットコイン価格への影響はほとんどないと思われます。