ここ数ヶ月はICOの上場が激減していますが、「○○というICOを購入していますが、未だに上場していません。このICOは大丈夫でしょうか?」という質問をよく頂きます。

そこで今回は「まだ上場していないICO」について2つのパターンをお伝えします。

地合いが悪いので『まともなICO』が上場時期を延期しているパターン

まず一つ目は『ICO自体はまともで、地合いが悪いために上場を延期しているタイプ』です。

今年前半にICOが行われ、本来の予定では5~7月ぐらいに上場する予定だったICOにこのタイプが多いです。

見極め方は難しいですが、当サイトで好意的に評価しているICOは基本的にはこのタイプです。

このタイプは地合いを見て上場する予定ですが、「今年11月~12月に上場を強行するICO」と「地合いが回復するであろう来年以降まで上場を待つICO」に分かれてきています。

相場全体の影響を受けにくい取引所トークンICOや機関投資家の買いが入るICOは前者、相場の影響を受けやすい一般ICOは後者というイメージです。

詐欺ICO

二つ目はやはり詐欺ICOとなります。

さすがに今では「上場しない」ということは少なくなってきましたが、「小さい取引所に上場していきなり大暴落、その後は放置」というパターンです。

今年5月以降に上場したICOはほとんどがこのパターンですが、今後もこの流れは続くと思われます。

主にプロモーション系のICOが事実上の『詐欺ICO』と言えます。

当サイトで否定的に扱っているICOは、残念ながらこのパターンに該当するケースが多いです。

まともなICOが上場延期しているパターンではICO価格超えも

『今年のICOでICO価格を超えているのは僅か10個のみ』という報道もありましたが、一つ目の『ICO自体はまともで、地合いが悪いために上場を延期しているタイプ』の場合にはICO価格以上になる可能性が高いと考えています。

11月~12月にいくつかのICOが上場するはずですので、まずはこれらの結果が注目されます。