韓国最大の仮想通貨取引所Upbit(アップビット)を傘下に持つ韓国IT大手のカカオ社が行っているICO・カカオコイン(KakaoCoin/カカオトーク/ボラトークン/BORA)は上場後に価格が上がるのでしょうか?
カカオ社は韓国最大のチャットアプリ・カカオトークンの運営会社で、テレグラム(Telegram/TON/GRAM)と似たICOとなっています。
カカオコインの価格上昇要因
- 韓国最大の仮想通貨取引所Upbit(アップビット)を傘下に持つ
- チャットアプリ・カカオトークンは韓国人でスマホを持っている人のほぼ100%が利用している
- 一般投資家向けのプレセール・ICOが行われない
- 日本人がほとんど購入していない
- 売り圧力が少ない
韓国ではチャットアプリで圧倒的なシェアを持ち、仮想通貨取引所や決済サービスなども行っているIT業界の大手のため、価格が上がりやすいといえます。
また、一般投資家向けのプレセール・ICOが行われていないため、基本的にほとんどの個人投資家は上場後に買うことになります。
このため、上場後に価格が上がりやすい状況になっている珍しい銘柄となっています。
最近は日本人が主な購入層の場合には上場直後に大暴落しますが、カカオコインは日本ではほぼ購入できないため、日本人の購入者が少ないのが特徴です。
結果的に売りたい人が少なく、買いたい人が多い状況となっていますので、上場後に価格が上昇する可能性は高いです。
カカオコインの価格下落要因
- ほぼ韓国人向けのトークン
- 韓国国内でICOが規制されている
- 傘下のUpbitが今年5月に家宅捜査
韓国では断トツのチャットアプリのカカオトークンですが、逆にほぼ韓国のみでしか使われていないため、カカオコインも実質的に韓国向けのトークンとなります。
タイのOmiseGo(オミセゴー/OMG)のようにほぼ一国のみでしか利用されていないにも関わらず、時価総額20位以内に入ってくるケースもありますが、人数的に不安があることから下落要因ではあります。
また、韓国国内ではICOが規制されているため、子会社を経由してシンガポール・香港など海外でICOを行っています。
ただ、韓国当局により韓国国内での利用を制限される可能性もあり、主に韓国人向けのトークンであることからこの点も不安材料と言えます。
更に、傘下の取引所であるUpbitが今年5月に家宅捜査を受けており、イメージ的にも悪化している点も不安視されます。
カカオコインの上場時期は?
カカオコインの上場時期は7月の予定です。
世界的に有名な複数の大手取引所に上場すると見られています。
また、韓国当局から利用を制限されなければ、当然ながら傘下のUpbitにも上場すると思われます。
カカオコインの価格は上がる?購入した方がいい?
カカオコインの上場後の価格についてですが、最近のICOの中では珍しく売り圧力が少ないことから、価格は上昇すると見ています。
地合いが悪ければICO割れする可能性もなくはありませんが、ICO割れの可能性はかなり低いと思われます。
現状ではICO価格(約0.3ドル)の2~3倍程度になる可能性が高いと考えています。
ですので、上場前に購入できるのであれば買っておいた方がいいと言えるでしょう。
中長期的にも上がっていく可能性が高いため、上場後に購入してもいいかもしれません。