今年は低調な相場が続いている仮想通貨(暗号通貨)ですが、9月はどうなるのでしょうか。

今回は9月の仮想通貨相場について見ていきます。

ビットコインは9月もレンジ相場継続か?

直近ではレンジ相場が続いていますが、ビットコイン(BTC)は基本的には9月もレンジ相場が継続すると思われます。

ただ、9月30日に控えるビットコインETFの可否判断に向けて、多少の乱高下が予想されます。

アルトコインは低調な相場が予想され、BTCがレンジ相場でもアルトコインはジリジリと下落していく可能性が高いです。

下落が怖い場合には一旦、全てをビットコインに変えてもいいでしょう。

ICOについては9月上場ICOもほとんどがICO割れ、それも大幅なICO割れとなることが予想されます。

全てはビットコインETF次第

現状では仮想通貨(暗号通貨)相場はビットコインETFの可否判断待ちとなっており、完全にビットコインETF次第となっています。

9月30日にビットコインETFが可決された場合にはその時点で上昇トレンドに転換、ビットコインは当然としてアルトコインや上場するICOも基本的には上昇していくはずです。

一方でビットコインETFの可否が2019年2月に再延期された場合には仮想通貨は全体的に大きく下落、年内は更に低調な相場となりそうです。

特にアルトコインや年内に上場するICOはかなり悲惨なことになりそうです。

9月30日のビットコインETF次第で上昇トレンドにも下落トレンドにもなりますので、この9月は仮想通貨(暗号通貨)の今後を占う極めて重要な月と言えるでしょう。

ビットコインETFが可決された場合のポイント

ビットコインETFが9月30日に可決された場合にはビットコイン価格は急騰しますが、どこまで上がるかが重要になります。

100万円は簡単に超えてくるでしょうが、130万円辺りで上値が重くなりそうですので、ここを突破できるかが大きなポイントと言えるでしょう。

130万円をアッサリ突破できれば年内の150万円~200万円も見えてくるはずです。

場合によっては1BTC=250万円以上になる可能性もあります。

ビットコインETFが再延長された場合のポイント

一方で、ビットコインETFの可否が2019年2月まで延長された場合、価格は大幅に下落し、下落トレンドになりそうです。

この場合のポイントは60万円を維持できるかどうか、だと言えるでしょう。

60万円付近に厚いサポートラインが何本もありますので、ここで跳ね返せればいいですが、60万円を大きく割り込んだ場合には40~50万円まで下げる可能性も出てきます。

最悪の場合、30万円に迫る可能性もゼロではありません。

「12月に爆上げする」という期待も一部でありますが、ビットコインETFの可否が延期された場合にはかなり難しいと言えるでしょう。

ビットコインETFが否決された場合は?

なお、9月30日にビットコインETFが『否決』される可能性は限りになくゼロに近いと思われますが、もしも否決された場合には大暴落となることが予想されます。

ただ、この場合でも一時的な大暴落ですので、パニックにはならずに冷静に対応することが大切です。

ビットコインETF自体は2019年中にはほぼ確実に可決されますので、どちらにしてもそれまでの辛抱と言えます。