SEC(アメリカ証券取引委員会)によるビットコイン(BTC)ETFの可否が注目されています。
ビットコイン(BTC)ETFの見通しはどうなっているのか?
また、いつ上場可否が出るのか?
承認された場合にはどうなるのか、否決となった場合にはどうなるのか?
そして、アルトコインやICOはどうなるのか?
更に、金(ゴールド)ETFから見えるビットコインETFの未来。
これらを全てまとめて一気にお伝えします。
仮想通貨ビットコイン(BTC)ETFとは?
そもそもビットコイン(BTC)ETFが何なのか?という前に、まずはETFについてです。
ETFとはExchange Traded Fundの略、取引所に上場された上場投資信託のことです。
ビットコインETFとは文字通りビットコインのETF(上場投資信託)です。
ビットコイン版のETF(上場投資信託)ということですね。
仮想通貨ビットコイン(BTC)ETFは延期?いつ上場可否が出る?
Cboe(シカゴ・オプション取引所)がSEC(アメリカ証券取引委員会)に申請しているビットコイン(BTC)ETF上場の可否ですが、当初は8月10日までに結論が出る予定でしたが、9月30日までに延期されました。
9月30日に結論が出るというよりも、9月30日までに結論が出るということです。
ただ、9月30日までに結論が出るビットコインETF(Cboeに上場するVanEck SolidX Bitcoin Trust)は最も注目されているビットコインETFで、それまでに8つのビットコインETFの上場可否が出る予定です。
また、7月にはウィンクルボス兄弟が申請したビットコインETFが既に否決されています。
仮想通貨ビットコイン(BTC)ETFの見通しは?
上場可否の期限が8月10日⇒9月30日に延期されたビットコインETF(Cboe)は高い確率で承認されると見られています。
ただし、9月30日までに延期された期限は最長で2019年2月まで再延期される可能性があり、その場合にはBTCは更に下落するはずです。
それ以外の8つについては否決となる可能性が高そうですが、承認される可能性もゼロではありません。
どれか1つでも承認された場合には、その時点でビットコイン相場が爆上げとなるはずです。
仮想通貨ビットコイン(BTC)ETFが承認された場合と否決された場合
9月30日に結論が延期されたビットコインETF(Cboe)の上場が承認された場合にはビットコインは急上昇、仮想通貨相場全体が上昇トレンドに転換するはずです。
逆に否決となった場合には現在の価格以上に下落し、ビットコインETFが承認されるまでは冬の時代が続くことになります。
ただ、9月30日までに結論が出るメイン(Cboeに上場するVanEck SolidX Bitcoin Trust)のビットコインETFが非承認となる可能性は低く、延期を繰り返して最終的(最長で2019年2月)には承認されると見ています。
なお、大本命(Cboeに上場するVanEck SolidX Bitcoin Trust)以外の8つのビットコインETFについてはどれか1つでも承認されれば爆上げ、全てが否決となった場合でもある程度は織り込み済みといえるでしょう。
とはいえ、それでも『大口が安く買う』ためにビットコインの価格はかなり下がることが予想されます。
最終的には本命(Cboeに上場するVanEck SolidX Bitcoin Trust)のビットコインETFが9月30日まで、遅くても2019年2月までには承認されるはずですので、その時がビットコイン及び仮想通貨全体が上昇トレンドに転換する時ということになります。
仮想通貨ビットコイン(BTC)ETFの可否でアルトコインやICOはどうなる?
まず、CboeのビットコインETFが否決となった場合ですが、これは(一時的とはいえ)アルトコインもICOも今以上に悲惨な状況となります。
将来ビットコインETFが承認されるまでの辛抱となりますが、それまでは過去最低額を大幅に更新するアルトコインが続出、ICOもICO価格の数%など今以上に厳しい相場になるでしょう。
ですが、ビットコインETFの上場が承認された場合、アルトコインやICOは爆上げすることになります。
まずはビットコインが爆上げとなり、続いてイーサリアムやリップルなど主要アルトコイン、最後に草コインの順番で資金が流れていくはずです。
上場して数分で1/10になるなど悲惨な状態が続いているICOもそれまでとは全く違う世界になるはずです。
特に有力なICOについては、現状では考えられないような暴騰を見せる可能性が高いです。
なお、今年8月~9月に上場が予定されているICOについては、CboeのビットコインETFの可否が出るまで上場を延期する可能性が高いと言えるでしょう。
ビットコインETFが承認された後に上場すれば大幅に上昇する可能性がありますが、ビットコインETFの可否が出る前に上場した場合には大幅ICO割れが濃厚ですので。
仮想通貨ビットコイン(BTC)ETFの可否が更に延期された場合はどうなる?
本命のビットコインETF(Cboeへ上場するVanEck SolidX Bitcoin Trust)は9月30日までに可否が出る予定ですが、最長で2019年2月まで再延期される可能性があります。
その場合にはビットコインは更なる暴落、アルトコインは今の価格から数分の1~1/10以下になる可能性が高いです。
仮にこうなった際、世間からは「ビットコインはもう終わり。仮想通貨は終わった」などと言われることになるでしょう。
ICOについても、ほとんどがICO価格の1%~10%以下になるはずです。
ただし、有力ICOについてはビットコインETFが承認されるまで上場を延期する銘柄も少なからず出てくると思われます。
今回のビットコインETFが2019年2月まで再延期されたり、万が一非承認となった場合でもビットコインETFは近い将来ほぼ確実に承認されますので、それまでの辛抱となります。
仮想通貨ビットコイン(BTC)ETFの可否が出るまでの対策は?
ビットコインETFが承認された場合にはビットコインは大幅上昇、その後で仮想通貨(暗号通貨)全体が大幅上昇することになります。
一方で、否決もしくは再延期となった場合にはビットコインは暴落、アルトコインはビットコイン以上に大暴落するはずです。
このため、ビットコインETFが承認された場合には真っ先に暴騰し、否決・再延期となった場合にも最も下落幅が少ないのがビットコインということになります。
以上のことから、ビットコインを保有しているのが最も完全で、更には一番先に上昇していくということになります。
こういった背景がありますので、ビットコインETF対策としては保有しているアルトコインを一旦、全てビットコインに両替してしまうのも賢い選択と言えます。
ビットコインETFが承認されれば真っ先にBTCが大幅上昇、逆に否決・再延期の場合には最も下落幅が少ないというメリットがありますので、ビットコインETFの可否が出るまでは有効な対策と言えるでしょう。
ビットコインETFの可否延期はクジラの陰謀?
既に何度かお伝えしている通り、Cboeが申請しているビットコインETFの可否は8月10日までに出る予定でしたが、9月30日までに延期されました。
ですが、元々ビットコインETFは8月10日に承認されて『爆上げ!』となることが確実視されていました。
それが突然の延期でしたので、陰謀論も噂されています。
具体的には「安値でビットコインを買い漁りたいクジラ(仮想通貨の超大口保有者)がSEC関係者に働きかけて、上場可否の結論を9月30日まで延期させた」というものです。
真偽は定かではありませんが、ビットコインETFの可否の延期が発表された後、『只の延期』にも関わらずビットコイン価格が大幅に下落したことを考えると、延期に乗じた大量の売り仕掛けがあったことは間違いありません。
現状、市場規模が小さい仮想通貨(暗号通貨)ではクジラのやりたい放題となっていますので、ビットコインETFが承認されるまでは乱高下が予想されます。
今後もビットコインETFの可否延期や否決の度にクジラによる売り仕掛けがあるはずですが、彼らの仕掛けに惑わされずにビットコインを保有し続けることが極めて重要となります。
ビットコインETFやビットコインに対するネガティブ報道に注意!
安値でビットコインを買い漁りたいクジラの思惑から、ETF承認まではビットコインETFやビットコインに関するネガティブ報道が続出することが予想されます。
「SECがビットコインETFを否決する見通しとなった」
「SEC関係者によると、ビットコインETFの可否が再延期されることが明らかになった」
「○○(著名な投資家や証券会社幹部など)がビットコインの将来的に否定的な見方を示した」
こういった報道が続出すると思われますが、これらはクジラが裏で操って意図的にネガティブニュースを流しているケースが多いです。
クジラがお金を渡せば、こういったネガティブ記事を書く人はいくらでもいますので(主に欧米の話です)。
実際にこれまでにもこういったことは何度も繰り返し起こっていますし、これからETF承認まではより過激になると予想しています。
ですので、私たちはこういったネガティブ報道に惑わされないようにすることが大切です。
金(ゴールド)ETFの登場後にゴールドの価格はどうなった?金ETFから見えるビットコインETFの未来
ビットコインETFを語る際に必ずと言っていいほど出てくるのが金(ゴールド)ETFです。
このゴールドETFを見ることで、ビットコインの将来も見えますので、ゴールドETFについてお伝えしておきます。
ゴールド(金)ETFの歴史とゴールド(金)の価格
ゴールドETFは2004年11月にニューヨーク証券取引所に上場し、金(ゴールド)の価格を大きく押し上げています。
ゴールドETFは現物の金に裏打ちされており、ゴールドETFが購入されるとその分のゴールドの現物を市場で入手し、それらを倉庫に保管します。
つまり、ゴールドETFが買われれば買われるほど、ゴールド現物が買われますので、ゴールドの価格も上昇していくわけです。
そして、その結果が下記のチャートです。
ゴールドETF登場後にゴールドの価格が暴騰、綺麗な上昇トレンドに入っていますが、これと全く同じことがビットコインETFで起こると予想されています。
また、ゴールドETFの登場をきっかけにして出来高(取引量)も大幅に上昇しています。
ビットコインETFの登場でビットコイン価格が大幅上昇する理由とは?
つまり、ビットコインETFが買われるとその分のビットコイン現物を市場で入手し、倉庫やウォレットで保管することになります。
ETFで購入した金やビットコインは短期で売買を繰り返すものではなく、基本的には長期で保有していくものですので、市場に流通しているビットコインは減少していくことになります。
要は、ビットコイン市場に巨大な資金が入る上に、市場からはビットコインが消えていく(倉庫やウォレットに保管される)ということです。
結果として、今ですら発行枚数の少ないビットコインの希少価値が更に上がり、価格も大幅に上昇するということになります。
ビットコインETFの登場により、ビットコインは決済通貨から『資産』としての色合いが濃くなっていくのかもしれません。
ETFの登場によって価格を大幅に上げた金(ゴールド)、その再現がビットコインETFには期待されています。
ビットコインETFの承認で多くの機関投資家が仮想通貨市場に参入へ
また、ビットコインETFが承認され次第、多くの機関投資家が仮想通貨市場(主にビットコイン)に参入すると見られています。
現状の仮想通貨市場は信用が低く、機関投資家が大金を運用する市場としては適していませんが、ビットコインETFが承認されればビットコインの『信用』が飛躍的に向上するため『投資対象になる』ということです。
また、現在の仮想通貨の世界ではハッキングが多く、『怖くて資金を入れられない』という安全面を危惧する機関投資家が多いですが、ビットコインETFは管理・保管面でも安全性が担保されますので、ビットコイン現物は買わないけど『ビットコインETFなら買う』という機関投資家も多いはずです。
どちらにしてもビットコインETFが承認された場合、ビットコイン現物にもビットコインETFにも大量の資金が流れてきますし、それは金ETFと同様に長期的・継続的に続いていきますので、ビットコインや仮想通貨(暗号通貨)がマイナーからメジャーな存在になる瞬間と言えるでしょう。
実際、ビットコインETFの承認で、ビットコインを投資対象とする機関投資家も多いと聞きますので。
仮想通貨ビットコイン(BTC)ETFの承認で最も得する仮想通貨は?
ビットコインETFが可決された場合、当然ながらまずはビットコインが最も大きな恩恵を受けることになります。
最低でも200万円~250万円、もしかしたらそれ以上の大幅上昇となるもしれません。
そして主要アルトコインや草コインも大幅上昇することになりますが、最もメリットが大きいのはETF承認後に上場する有力ICOでしょう。
特にDXとジャスミーが最もその恩恵を受けそうで、7月~8月の上場予定を10月に延期したDXは素晴らしい判断と言えるでしょう。
また、ビットコインETFの可否が2019年2月に再延期された場合でも、DXとジャスミーであれば再延期してくる可能性が高いと言えるでしょう。
特にジャスミーの場合には元々の上場予定が遅い(2018年12月~2019年1月)ため、ビットコインETFの可否が2019年2月に再延期となった場合には、ほぼ確実に上場時期をそれ以降に延期すると思われます。
元々の期待値が極めて高いジャスミーとDXですが、ビットコインETFの承認を上手く絡めて、大幅上昇する可能性がかなり高いと言えるでしょう。
既にこの2つ、もしくはどちらかを購入している場合には、かなり高い確率でビットコインETF上場の恩恵を受けることになるはずです。
また、この2つ以外でも2018年10月以降に上場を予定している有力ICOを購入している場合、同じくビットコインETFの承認で大きな利益を得ることになりそうです。
ビットコインETFでビットコインは新たなフェーズに突入へ
ビットコインETFが承認されることで、ビットコインは新たなフェーズに入ることになります。
第1フェーズ(2009年~2017年12月):アマチュアのみの世界、長期的な上昇トレンドを形成
第2フェーズ(2017年12月~現在):ビットコイン先物がCMEに上場、先物の売り仕掛けで下落トレンドが続く
第3フェーズ(ビットコインETF承認後):ビットコインETFが承認、大量の資金が市場から流れ込み、再び上昇トレンドへ
2017年12月にビットコイン先物がCMEに上場したことで、それまでの上昇トレンドから一変して下落トレンドに突入しました。
そして、これからビットコインETFが承認されることで、再び上昇トレンドに転換することになるはずです。
今回のビットコインETFはトレンドの転換点になりますので、売りを誘う意図的なネガティブ報道に惑わされることなく、ビットコインETFが無事に承認される日を待ちたいものです。