仮想通貨SWE(シルバーウェーブエナジー/Silver Wave Energy/シルバーコイン)のICOが突如、プロモーションで扱われたことに不安を感じていることが多いようです。
今回はSWEのプロモーションでの販売による影響などについて見ていきます。
SWE(シルバーウェーブエナジー/シルバーコイン)のプロモーションは正式なもの?転売?
SWEのプロモーションは転売ではなく、運営側も協力している正式なものであることが明らかになりました。
価格も1SWE=4ドルと正規価格で販売されています。
ちなみに、プライベートセールでも1SWE=4ドルでしたので価格は全く同じとなり、『プライベートセールで購入したメリットがない』ということになります。
※ただし、プライベートセールの時よりも円安になっているため、ドル円のレートの関係で実質的には多少割高になっています。
SWE(シルバーウェーブエナジー/シルバーコイン)はなぜプロモーション化した?
SWEは元々、プライベートセールのみで一般ICOは行われないはずでした。
また、上場も6月、遅くとも7月のはずでした。
ですが、プライベートセール終了後の6月下旬頃から突然公式サイトでのICOが始まり、その流れで今回のプロモーションも行われています。
一説によると、プライベートセールの売上があまり良くなかったようで、それが公式サイトでのICOや今回のプロモーションに繋がっている可能性が高そうです。
『1SWE=4ドル』と他ではあまり見ない超高額に設定したことで、想定通りの売上に届かなかった模様です。
SWE(シルバーウェーブエナジー/シルバーコイン)は株式としても上場?
SWEは元々、株式として証券取引所に上場する代わりに『仮想通貨として仮想通貨取引所に上場する』と聞いていました。
ですが、CEOのインタビューによるとフランクフルト証券取引所(ドイツ)に株式として上場することを目指しているとのことで、その後はロンドン証券取引所(イギリス)、ニューヨーク証券取引所(アメリカ)への上場も目指しているとのことです。
株式の場合にはすぐには上場できませんので、ある程度の時間はかかるとは思いますが、投資家の資金が株式と仮想通貨(暗号通貨)に分散してしまいますので、仮想通貨のみの場合と比べると価値は落ちると考えています。
SWE(シルバーウェーブエナジー/シルバーコイン)に世界的大企業の爆買いは?暴騰の可能性は?
SWEは元々、『上場後には多くの世界的大企業の爆買いが入る』と聞いていましたが、これも不透明になってきました。
株と仮想通貨に分散されれば大企業は株に投資するでしょうし、本来は行われないはずだったICOが行われていることでICOで買ってしまっている可能性もあります。
当初の予定であれば『2~3倍でスタートした後、世界的大企業の爆買いが次々に入って爆上げ!』と想定していましたが、この可能性はかなり低くなったと言えるでしょう。
SWE(シルバーウェーブエナジー/シルバーコイン)の上場時期は?
SWEは当初、2018年6月~7月に上場する予定でしたが、本来は行われないはずだったICOが現在も行われているため、上場は9月以降になるようです。
公式サイトでも『ICO終了は9月』との記載がありますので、上場は早くても9月、遅ければ10月以降となります。
ただ、資金調達が順調に進めば9月を待たずにICO終了、即上場の可能性も残されてはいます。
SWE(シルバーウェーブエナジー/シルバーコイン)のプロモーションによる悪影響は?
SWEがプロモーションによって販売された影響ですが、『売り圧力の強さ』が最も大きいでしょう。
プロモーションで購入した人の多くは上場後すぐに売りますので、価格への悪影響が懸念されます。
特に予定通りICO価格の2~3倍で上場した場合には、利益確定売りが殺到する可能性もあります。
証券取引所にも早期の上場を目指しているとのことで、大企業による爆買いも不透明になったことから、一時的なICO割れもありえるかもしれません。
仮想通貨やICOでの『想定外』はよくあること
- プライベートセールのみで一般ICOは行われないはずが、突然の一般ICOでの販売
- まさかのプロモーション化
- 株式としての上場の代わりにICO(正確にはプライベートセール)を行ったはずが、フランクフルト証券取引所など株式市場への上場も目指す
- 仮想通貨取引所への上場後に多数の世界的大企業から爆買いが入るはずが、将来的な株式市場への上場もあり、爆買いが不透明に
- 一般ICOを行ったことで、上場後に爆買いする予定だった多数の世界的大企業がICOで爆買いする可能性も
- 一般ICO開始に伴い、上場も大幅延期
- プロモーション化したことで『売り圧力の大幅増加』の懸念、一時的にICO割れの可能性も
- プライベートセール価格と一般ICO価格が同じのため、プライベートセールで購入したメリットがない
上記のようにSWEは想定外の連続になってしまいましたが、仮想通貨やICOでは後出しでの『想定外』はよくあることです。
非常に残念ではありますが、こういったリスクも含めて受け入れるしかないのが現実です。
ただ、これだけの悪材料を見ると「大幅ICO割れ確実!」「上場後は暴落確実!」といったように見えますが、一時的なICO割れにはなっても基本的には利益になると考えています。
石油への投資は手堅い
上記のようにSWEには想定外の悪材料が色々と出てきましたが、それでも『石油への投資は手堅い』と言えます。
埋蔵量が限られていますし、新エネルギーの時代と言われていてもまだまだ当分は生活に必須なのが石油です。
更に、直近ではアメリカvsイランを中心とした中東情勢の悪化が石油価格を押し上げています。
少なくともトランプ政権の間は中東情勢の悪化は続き、石油価格はジワジワと右肩上がりで上昇していくと思われます。
このため、SWEに想定外の悪材料が続出しているとはいっても、それでも手堅いのがSWEといえます。
SWE(シルバーウェーブエナジー/シルバーコイン)の価格は?購入するべき?
以前の記事でもお伝えしていますが、当初はICO価格の2~3倍で上場、その後で多くの世界的大企業の爆買いが入り、短期間でICO価格の10倍以上に暴騰!と期待していました。
ですが、想定外の悪材料が重なったため、現在ではこれは難しいでしょう。
現状ではICO価格の2~3倍で上場、直後に利益確定売りが入って一時ICO割れになるかもしれないものの、その後はジワジワと右肩上がりに上がっていく、と考えています。
当初の予定通り『大企業の爆買い』が入れば急騰の可能性も考えられますが、現時点ではこれを想定からは外しています。
SWEを購入した方がいいかどうかですが、想定外の悪材料が重なった今でも他のICOよりは遥かに手堅いと言えます。
ただ、期待感が当初よりも大幅に下がり、爆上げの可能性も低くなったため、無理して買う必要はないと考えています。
SWEを購入する場合ですが、プライベートセールと同額のためICOで購入してもいいですし、上場後に安くなったところで購入してもいいと思います。
割合的にはICO時に50%、上場後の安くなったところで50%というイメージです。
数十倍以上の爆上げを期待する場合にはSWEはスルー、より手堅いDXを上場後に購入するのがベターといったところです。
なお、プライベートセールで既にSWEを購入している場合には上場時(予定通りにICO価格の2~3倍になった場合)に元本のみ利確、残りは中長期で保有してICO価格の10倍以上を狙うといった戦略がオススメです。